トヨタの決算短信をみてみた(1)

トヨタ自動車(7203)の決算短信(平成26年12月期)をみてみました。(電子版会社四季報CDーROMと日経会社情報のサイトも参考にしています。)

 

(会社概要)言わずと知れた、自動車メーカー最大手です。自動車製造とともに、金融業も営んでいます。

 

このため、自動車部門と金融部門を合わせた連結の財務諸表は、まったくビジネスモデルの異なる2つの異業種のが混じっていて、そのままでは分析しにくいです。

 

とりあえず、連結の財務諸表を分析したあとに、セクターごとの財務諸表の分析を行います。

 

 

(貸借対照表)トヨタの貸借対照表(連結)は次のような形をしています。

toyota_2015_balance_sheet_all

貸借対照表(連結)は、負債がおおくて、自己資本比率は35パーセント程度と、最強自動車メーカーにしては低いように見えますが、これは金融業の負債が大きいせいで、本業での自己資本比率は、60%弱あり申し分ないです。

 

金融業の自己資本比率は小さい傾向があるので、金融業の負債の大きさは問題ないでしょう。連結でみても、セクターごとにみても、流動資産よりも固定資産のほうが大きく、巨大装置産業であることが読み取れます。

 

(損益計算書) トヨタの損益計算書は次のような形をしています。

toyota_2015_PL_all

損益計算書(連結)を見ると、売上高の約2割が売上総利益で、さらに売上高の1割が営業利益です。

 

これは、自動車セクターと金融セクターが混ざった結果で、それぞれのセクターを分離してみると、また違った姿がみえます。

 

自動車セクターのほうが金融セクターより金額が大きいので、自動車セクターの損益計算書は、連結したものとあまり変わらないです。

 

しかし金融セクターの損益計算書は、これとはかなり違う姿をしているのです。これについては、また次回以降のブログで紹介します。

 

(総資産経常利益率と経常利益率)
トヨタは米国基準の決算なので、経常利益の項目がありません。そこで、経常利益の代わりに税引前利益を使います。

トヨタは、連結ベースで、総資産税引前利益率は6パーセント、売上高税引前利益率は10パーセント程度です。

総資産税引前利益率が6パーセントとは、少し低い気がしますが、これも金融セクターの負債が原因で、セクターごとにみてみると、問題ないことがわかります。(これもセクターごとの分析でお話します。)

 

 

少し長くなってきたので、セクターごとの分析も含めて、続きは次回以降に解説します。

 

 

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