トヨタの決算短信をみてみた(3)

前回のプログからの続きで、2015年3月期のトヨタ(7203)の決算短信の分析を進めます。

 

今回からは、いよいよセグメントごとの分析をします。

 

(セグメントごとの貸借対照表)トヨタの連結の貸借対照表とセグメントごとの貸借対照表は以下の通りです。

 

toyota_2015_balance_sheet_segment

 

一番左の図が、前々回にもお見せした連結の貸借対照表です。これは、自動車セグメントと金融セグメントが合算されています。

 

真ん中の図が、自動車セグメントの貸借対照表で、一番右が金融セグメントの貸借対照表です。

 

これを見てもお分かりのように、自動車セグメントと金融セグメントでは、貸借対照表の構造が全く違っており、金融セグメントでは負債の大きさが際立っています。

 

 

これは、負債が大きいことは金融ビジネスの特徴で、これ自体特に問題はありません。ただ、これを自動車セグメントと合算して、連結の貸借対照表をつくると、見かけ上トヨタの負債が大きく見えてしまいます。

 

ただ、真ん中の図をいただいてもわかるように、自動車セグメントの負債は特に大きいわけではありません。

 

また、次に注意していただきたいポイントは、自動車セグメントの総資産の大きさと、金融セグメントの総資産の大きさが、あまり違わないことです。

 

トヨタは、ほとんど(8割くらい)の利益を、自動車セグメントが稼ぎだしており、金融セグメントの利益は2割程度でしかありません。

 

それにもかかわらず、2つのセグメントで、総資産の大きさが変わらないのは、金融セグメントでは、ローンなどで、どうしても総資産が膨らんでしまうことが原因です。これも金融ビジネスの特徴です。

 

この結果、トヨタのROAなどの、資産に対する利益率の指標が、見かけ上小さくなる傾向にあります。

 

最後に一点注意していただきたポイントは、トヨタは連結でみても、セクターごとにみても、流動資産よりも固定資産のほうが大きく、巨大装置産業であることが読み取れることです。

 

今回はここまでにして、続きは次回のブログにしたいと思います。

 

 

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