中国経済の現状と今後はどうなる?

昨年度(2015年)の夏ごろと、今年の始めに、中国経済への不安から、世界的に株が売り込まれました。

 

そこで、中国経済の現状から、世界経済そして日本株・ドル円への影響を予想したいと思います。

 

 

まず、中国のGDPは2014年のデータで1000兆円強です。日本のおよそ2倍ですね。そして、中国のGDPの成長率ですが、以下の様になっています。

 

2016-3-21中国GDP成長率

(tradingeconomics.comより。以下の図やデータも同様。)

 

中国のGDPの成長率はジワジワと鈍化していますね。。。まあ、それでも6パーセント以上の成長率は維持しているので、そんなに悪いというほどでもないかもしれません。

 

中国の人口はおよそ現在14億人なので、中国の一人あたりのGDPは70万円程度です。日本の一人あたりのGDPは400万円なので、中国のGDPの伸びしろは、まだまだ大きいですね。

 

仮に中国が、成長率8パーセントで15年成長しても、中国の一人当たりのGDPは220万円にしかなりません。これでもまだ、日本の半分程度です。

 

中国のなかの貧富の差はなかなか埋まらにとしても、まだまだ成熟国になるまで、成長の余地は大きいですね。ただ、成熟国に近づくにつれて、今後成長率が少しづつ鈍化してくのはやむを得ません。

 

次に、中国の貿易関係の統計を見てみましょう。中国の月ごとの輸出額ですが、以下の様になっています。

 

中国輸出量

縦軸の単位は100億ドルです。中国の輸出量は月ごとに変動があり、年初に大きく下落する傾向にあります。月ごとの変動をならしてみてみると、2015年以降、下降トレンド入りしたようにも見えます。

 

次に中国の月ごとの輸入額ですが、以下の様になっています。

 

中国輸入額

中国の輸入額も年初に下落する傾向があります。中国の輸出額の推移と同様に。輸入額も2014年以降下落傾向にあります。中国の輸出額よりも輸入額の方が、下落トレンドがはっきり出ていますね。

 

中国の年間輸入額と輸出額は、おおよそ200兆円ぐらいなので、およそ中国のGDPの2割程度です。(中国の輸出額のほうが、輸入額よりも1割ほど大きいです)

 

中国の貿易額は、中国のGDPの2割程度の規模なので、中国の貿易の経済への影響は大きいですね。

 

最近の中国の輸出入額の減少をみると、中国の経済があまり良くないというのは本当のようです。

 

また、中国は輸入額よりも輸出額のほうが大きいので、対外純資産が増えることと、通貨高になりやすい国といえます。(かつての日本に似ています。)

 

さて、米ドル・元の為替レートを見てみましょう。

ドル元為替レート

 

ここ10年ほど、ドル元レートは下落傾向(元高ドル安)でしたが、最近になって、元安にトレンドが反転しています。これは何を意味するのでしょうか?中国経済に対する不安が元安傾向に出ているのかもしれません。

 

上海総合指数

中国株ですが、上海総合指数をみてみると、やはり最近大きく下げています。現在は3000付近ですが、歴史的にみると、2000位まで、まだまだ下げ余地はありそうな感じはします。

 

中国のGDP成長率の鈍化、貿易額の下落トレンド、ドル・元為替レートの元安の傾向を総合的に考えると、中国経済の失速は続きそうです。

 

2016年は、この中国経済の鈍化で、日本株やドル円の上値も重そうですね。

 

中国経済は、日本株や、ドル円などにも影響が大きいので、今後も注視したいと思います。

 

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