大衆心理の逆をいき、株・FXの投資・トレードで利益を出す方法(儲けは損小利大が重要)

投資で負ける

株式投資やFXなどの投資(トレード)で8割以上の人が最終的にトータルで利益を残せずに負けていきます。今回は、平均的な投資家(トレーダー)がどうやって負けていくのかについてお話ししてみたいと思います。

 

この記事を読むと次のことがわかります。

 

⑴プロスペクト理論によって証明されているように、人間が普通にトレードをすると勝率は高いが、損失幅の大きい、いわゆるコツコツドカン型の損小利大トレードとなる。

⑵実際に外国のFXの会社の取引データを調べると、本当に大部分のトレーダーは損小利大のトレードになっていることが実データからも証明されている。

⑶外国のFXの会社のデータによると、損小利大トレーダーのほうが損大利小トレーダーより3倍近く最終的に利益が残せることがわかる。

⑷結論としては、最終的に利益を残したけらば損小利大トレーダーになる方が良い。

 

勝率は高いけど、ドカンと負けるのが普通の投資家です。

個人投資家の売買行動に関しては、いろいろと調べられていて、外国での調査も含めて世界中で同じような結果が出ています。

 

平均的な個人投資家とは大雑把にいってこんな感じです。

 

1) 1回ごとのトレードの勝率 60%

2) 勝った時の利益額 50万円

3) 負けたときの損失額 -100万円

 

⑴⑵⑶を合わせて考えると、一回ごとの利益の期待値は50*0.6-100*0.4=-10となり、トータルの収益が10万円のマイナスになります。

 

トレードを重ねるごとに少しづつ損失がたまっていく感じですね。

 

平均的な投資家はトレードすると、勝率は高く半分以上勝っています。ただし、勝っているときはサッサと利確して、負けているときはずるずると持ち続けていて、勝ったとときの利益幅よりも負けたときの損失幅が大きくなり、トータルとして負けてしまうのですね。いわゆるコツコツドカンです(笑)

 

この現象は、ノーベル経済学賞を受賞したプロスペクト理論通りになってしまっているわけです。プロスペクト理論では、人間の心理として利得場面ではリスクを回避し、損失場面ではリスクを選好することが知られています。この人間普遍の真理がコツコツドカンをやらかすのですね。

 

トレードではリスク・リワード比率が重要です。

平均的な損失額と、平均的な利益額の比率をリスクリワード比率(risk reward ratio)といいます。たとえば、平均負け幅が50、平均利益額が100とすると、リスクリワード比率は100÷50で2となります。

 

なのでリスクリワード比率が1より大きければ、損小利大のトレードになっています。

 

逆にリスクリワード比率が1よりも小さければ、損大利小のトレード(いわゆるコツコツドカン)になっているわけです。

 

そして、ほとんどの投資家(トレーダー)のリスクリワード比は1未満で、いわゆる損大利小トレードになっています。

 

実際のFXの勝率と平均損益のデータ

さて、海外の外国為替証拠金取引(FX)の実際の取引データの勝率と平均損益のデータをみてみましょう。

下図は、実際の取引データから計算された、各通貨ペアに対する一般トレーダーの勝率の表です。

FX勝率
(上図及び下の二つ図はhttp://www.fxstreet.com/analysis/fundamental-forex-commentary/2015/06/26/より引用)

上の図でそれぞれの取引ごとに勝つ確率が青色で、負ける確率が赤色で各通貨ペアごとに示されています。

 

上図を見てみると、赤色よりも青色の方が大きく、全ての通貨ペアで勝率は50パーセントを上回っていることこかわかります。

 

一方、各通貨ペアごとの勝った時の平均利益額(青色)と、負けた時の平均損失額(赤色)を表示したのが下図です。
FX平均損益

上の図で、それぞれの通貨ペアにおいて、青色が勝った時の平均利益幅、赤色が負けた時の平均損失額です。

 

どの通貨ペアを見ても、平均利益(青色)よりも平均損失(赤色)の方がかなり大きいですね。多くの投資家は、この平均損失幅が大きいために、多少勝率が良くても、最終的に利益を残すことができなくなっています。

 

実際にリスク・リワード比が1以上の人(青色)と、1未満の人(赤色)に分けて最終的に利益が出た人の割合を示したのが次の図です。

FX最終損益

上の図で左側の赤色がリスクリワードが一以下の投資家が最終的に利益をだしている割合です。右側な青色はリスクリワードが一以上の人が最終的に利益を出している割合です。

 

詳しく上図をみると、左側の赤色でリスク・リワード比が1以下の投資家の場合(赤色:損大利小のトレード)、最終的には17%の人しか利益を残せていません。一方、リスク・リワード比が1以上の投資家の場合(青色:損小利大のトレード)最終的には50%位の人が最終的に利益を残しています。

 

つまり、損小利大の投資家は50%くらいの人が最終的にプラスの収益になっていますが、損大利小の投資家はたった18%位の人しか最終的に利益を出せていません。

 

データからも、損小利大トレードの方が有利ということが分ります。

 

トレンドに乗って、損小利大トレード(投資)をコツコツしていきたいものです。

 

関連記事

なぜ「人間」は損切りできないのか?

matched contents