来週のドル円・日経平均の相場展開予想(日米の金融政策発表を迎えて)

来週の日銀金融政策決定会合とアメリカのFOMCを控えて、米ドル/円は小動き、日経平均は下落する展開になりました。

 

来週の重要なイベントはもちろん9月21日(水)の日中に予定されている日銀金融政策決定会合と、同日の深夜(9月22日早朝)に予定されているFOMCです。

 

両イベントは同じ日に予定されていますが、FOMCよりも日銀政策発表のほうが時間的に先になりそうです。

 

米ドル/日本円のチャート分析

 

さて、早速ドル円の週足チャートを見てみましょう。

 

ドル円週足2016−9−19

相変わらず、100円〜105円のレンジを揉み合っています。このレンジを上または下にブレイクするのには、相当大きな材料(ニュース)が必要です。

 

9月21日の日銀金融政策決定会合ですが、マイナス金利の拡大などを軸に話し合われるようです。従来の国債購入、ETF購入、マイナス金利の金融緩和策の拡大だけだと市場へのインパクトはほとんどないでしょう。その場合、一時的に米ドル円は上昇しても、すぐに反転して円高になると予想されます。

 

日銀政策決定会合の前まではドル円は期待で買われて、政策発表後に売られる(噂で買って事実で売る)という展開になりそうです。

 

またFOMCですが、市場の大勢の見方として、利上げは見送られる公算が高そうです。利上げがなかった場合、当然円高圧力になります。ただ、イエレンFRB議長が会見で、12月の利上げを示唆する発言があるかもしれません。その場合、ドル高方向に逆流すると予想されます。

 

まとめるとドル円は、日銀政策決定会合までは上昇、日銀政策決定会合後に下落、FOMCではそのまま下落していき会見で利上げの示唆があれば再上昇というのがメインシナリオになります。ただ、ドル円は下げても100円が大きなレジスタンスとして機能しそうです。

 

もちろん、いつもシナリオ通りに相場が動くわけではありません。しかし、シナリオを事前に想定しておくことによって、シナリオから外れた場合でも柔軟にトレードできるようになります。

 

メインシナリオから大きく外れるケースとしては、日銀が外債購入を決定する場合です。外債購入は為替介入と実質的に同じ効果があり大きなインパクトがあるでしょう。その場合、大幅な円安トレンドになると思います。(その時は飛び乗ってドル円を買いましょう。)

 

ただし為替介入は財務省の権限ですので、日銀が外債購入という形で実行する可能性は小さそうです。

 

米ドル/日本円のポジション分析

 

次にシカゴIMM通貨先物の投機筋のドル円のポジションを見てみましょう。
ドル円ポジション2016-9-18

 

先週の火曜日の時点で、5万6千枚の円ロングポジションが溜まっています。それなりの円ロングポジションが溜まっていますので、ドル円が円高に向かったとしても大暴落という展開にはならないでしょう。100円をブレイクしても、どちらかというとジリジリと下落していくイメージです。

 

来週のドル円のトレード戦略としては、ドル円ショートです。上に跳ねたところ売るか、下落しているところの追随売りをしたいと思います。

 

日経平均先物の分析

 

次に日経平均(先物)の5年間の長期チャートを見てみましょう。

 

日経平均2016-9-18

 

先週末の日経平均EPS(一株あたりの利益)は1,193.59円です。これを14倍、16倍して企業業績から見た日経平均の適正レンジを求めると、16710円〜19097円です。日経平均の先週末の終値が16519円ですので、割安水準にあります。

 

米ドル/円は円高に向かう可能性が高いので、日経平均ももう少し下落しそうです。ただし、企業業績から見ると日経平均の下値は限定的でしょう。

 

日経平均先物の取引戦略としては大幅下落があれば下値を拾っていきたいと思います。

 

それでは来週も頑張りましょう。

 

 

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