来週のドル円・日経平均の相場展開予想(2016・7・10)

今週のドル円は、アメリカの雇用統計で大きく乱高下しました。アメリカの雇用統計は、予想18万人増のところ、結果28.7万人増と大幅に上振れました。ただ、先月の米雇用統計は3万8千人と非常に悪かったですが、今回の修正で、さらに1万1千人とさらに悪化しています。

 

この結果を受けてドル円は乱高下しました。今月の良好な雇用統計の結果を受けて、発表と同時に101円まで上昇しましたが、今度は100円割れまで下落して、現在は100円ミドル付近まで戻しています。

 

雇用統計後に短期トレードで、エントリーした人はこの乱高下で苦しんだ人も多いのではないでしょうか。良好な雇用統計の結果にもかかわらず、素直に上昇しなかったところを見ると、上値は相当重そうです。

 

7月6日のFOMC議事録(6月分)では、FRBのメンバーは、中国と新興国の債務(不良債権)が世界経済のリスクであることを指摘しています。今後、一年くらいのスパンで中国経済の行方には注視しておいたほうが良いでしょう。個人的には今年後半くらいに中国発の経済危機がまた起こる可能性が高いと予想しています。

 

また、十年スパンで世界経済の危機がやってきている歴史があります。2007年のリーマンショックからもうすぐ10年経ちます。そろそろ上がり続けてきた米株も天井に近いように見えることもあり、そろそろ大きな景気後退局面が来る可能性が高いのではないかと予想しています。

 

さて、ドル円の週足を見てみましょう。

ドル円週足

 

下の赤のラインが、100円のサポートです。上の赤のラインが105円のレジスタンスです。先週も言いましたが、しばらくはこの100円から105円のレンジ内を推移しそうです。今回の雇用統計後の乱高下でも、100円のサポートは効いており、反発しています。

 

一方、IMMのドル円の投機筋の先物ポジションを見てみましょう。

IMM

7/5の時点で6万3千枚と円ロングポジションが溜まってきています。短期的には円ロングが溜まっているので、その巻き戻しがあってもおかしくありませんが、昨日の雇用統計の反応を見ても、ドル円の上値は重そうです。しばらくは100円から105円のレンジ内を推移すると思われます。今後、抜けるとしたら、どちらかというと100円を割れてくる展開になるかと思っています。

 

まだ、80円割れになるとか、そういう極端なことを言う人がいないので、この下落相場は終わっていないのでしょう。相場について極端なことを言う人が出始めたら、そろそろその相場も終わりと考えると良いと思います。

 

次に日経平均の週足を見てみましょう。

日経平均

 

日経平均EPS(一株あたりの利益)ですが、1,192.34円です。日経平均はEPSの14倍から16倍の間を推移することが多いので、それを計算します。EPSの14倍が16700円で、16倍が19100円です。

 

現在の日経平均は、15106円とEPSの14倍よりもだいぶ下で推移しています。現在の企業業績に比べると、日経平均はだいぶ割安ですね。

 

ここで、ドル円の下落や世界経済の悪化で日経平均EPSが下がってくることが予想されますが、現在の株価はこのEPSの悪化を一部織り込んでいると思われます。

 

ただ、短期的には下げ過ぎていると思いますので、下値は堅く一旦は反発する場面があると予想しています。

 

取引戦略としては、日経平均にさらなる暴落があった時は、短期でロングしようかと思います。

 

では来週も頑張りましょう。

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