来週のドル円・日経平均の相場展開予想(2016・7・24)

先週のドル円相場と日本の株式相場は、強い状態を維持しました。大きなイベントとしては、任天堂株の高騰と、ソフトバンクによる英国ARM社の買収です。

任天堂はポケモンgoというゲームが世界中で大ヒットの予感ということで、大幅に高騰しています。この任天堂株にひきづられるような形で日経平均も堅調です。

また、ソフトバンクが英国ARM社の買収しましたが、その買収額が3.3兆円と非常に大規模なものになりました。この3.3兆円という額は、日本企業による海外企業の買収としては過去最大となります。この3.3兆円がポンド買いに向かう(買い終わった?)とのことでポンド円も10円近く高騰しています。

また、来週の材料としては、7月28日(木)、29日(金)に予定の日銀金融政策決定会合で追加緩和があるかどうかが焦点になっています。

 

さて、早速ドル円の週足を見てみましょう。

ドル円週足

上はドル円の週足ですが、先週で100円から105円のレンジを抜けて上昇モードになっています。ヘリコプターマネーへの期待や、任天堂の株やソフトバンク買収劇など円安材料のポジティブな話題が続いており、堅調です。105円のラインはこれまではレジスタンスラインとして働いていましたが、今後はこれがサポートになるか注目です。

 

次にドル円の投機筋の先物ポジションを見てみましょう。

ドル円先物ポジション

先週の火曜日(7月19日)の時点で円ロング3万9千枚です。ここで、だいぶ円ロングポジションのたまり具合が解消されてきました。ポジション的には微妙なところですね。まだまだ円安へのポジション巻き戻しがあってもおかしくありません。

 

今後のドル円の動向は、7月28日(木)、29日(金)に予定の日銀金融政策決定会合で追加緩和があるかどうか次第と思われます。ヘロコプターマネー(期限のない日銀による国債の債務引き受け)の噂もありますが、おそらく今回はこれはないと思われます。ただ、ここまで極端な政策ではないでしょうが、新たな追加緩和があってもおかしくありません。

 

来週のドル円は、105円の攻防と日銀金融政策決定会合を注視したいと思います。ドル円の取引戦略としては、来週は日銀金融政策決定会合までは様子見としたいと思います。

 

次に日経平均の週足を見てみたいと思います。

日経平均

 

日経平均EPS(一株価値)は1,195.35円です。日経平均はEPSの14倍から16倍のレンジを推移することが多いです。EPSを14倍と16倍すると16734円と19125円です。先週末の金曜日の日経平均の終値が16627円ですので、このEPS14~16倍のレンジの下限にいます。企業業績的には、株価はレンジの下限ということで割安ですが、ものすごく割安というほどでもありません。

 

なんともやりにくい相場になってきています。日経平均も来週の日銀金融政策決定会合次第と思われます。日経平均先物の取引戦略としては、こちらも日銀金融政策決定会合までは様子見としたいと思います。

 

日経平均は一時の大幅な暴落状態から回復してきましたが、長期的に見るとやや悲観的に見ています。中国経済の債務問題と、アメリカの株価がかなり割高水準にあることが理由です。

 

日本株は、上がったところで、少し手持ちの株を処分して現金比率を高めておいても良いかもしれません。

 

それでは来週も頑張りましょう。

matched contents