来週のドル円・日経平均の相場展開予想(2016/9/25)

先週は、日銀金融政策決定会合と米国FOMCがありました。日銀政策決定会合の結果を受けて、ドル円は上昇したもののすぐに反落して100円ジャストあたりまで下落しました。その後、100円のレジスタンスは抜けることなく、少し戻して先週末は101円付近で終えています。アメリカのFOMCでは利上げはなく、ドル円の上昇材料にはなりませんでした。

 

日銀金融政策決定会合の内容は、これまで量的政策から金利面での質的政策に軸が移りました。年間80兆円もの国債購入を柱とする量的緩和策はそろそろ限界を迎えつつあるようです。今回打ち出された金利面の政策では、短期金利の利回りを下げる一方、長期金利の利回りを下がらないようにするというものでした。いわゆるイールドカーブをスティープ化です。これは、銀行のように長短金利差で収益を上げる業界には追い風となり、銀行株は上昇しています。しかし、この日銀の金利面での政策は小手先の政策で円高基調の相場を反転する力はなさそうです。

 

またFOMCでは利上げは見送られ、12月のFOMCまで次回の利上げのチャンスを待たなければいけなさそうです。

 

この相場環境だと、ドル円は上昇する材料がないので、下落トレンドは続きそうです。今後のアメリカ雇用統計で強い数字が出続けるなどの強い材料がない限り、円高は続くでしょう。

 

ドル円のチャート分析

ドル円の週足チャートを見てみましょう。
ドル円2016-9-25

相変わらず、ドル円は100円から105円のレンジ相場となっています。先週の日銀金融政策決定会合やFOMCでも100円のレジスタンスはブレイクしませんでした。今後もしばらくはこのレンジ相場が続きそうです。

 

このレンジ相場ですが上か下かのどちらに抜けるかというと、100円を割っていく展開の方が可能性が大きいと予想しています。おそらく、何回か100円のレジスタンスを試した後に、最終的に100円を下にブレイクしていくと思われます。

 

ドル円のポジション分析

次にシカゴIMM通貨先物市場の投機筋のドル円ポジションを見てみましょう。

 

ドル円ポジション2016-9-25

先週の火曜日の時点で、5万8千枚と円ロングポジションが溜まっています。ポジション的には、米ドル円は下落するとしても大暴落ということはなく、ジリジリと下落していく展開になると予想されます。

 

来週は特に大きな材料(指標発表など)がないので、ドル円はしばらく100円のレジスタンスをウロウロするレンジ相場になりそうです。

 

来週のドル円のトレード戦略としては、基本的には売り目線ですが、当面様子見としたいと思います。もしドル円が急騰することがあれば、上昇が止まったところでドル円をショートにするかもしれません。

 

日経平均の分析

次に日経平均(先物)の5年間の長期チャートを見てみましょう。

日経平均2016-9-25

 

日経平均EPS(Earning Per Share、一株あたりの利益)は、先週末の時点で1,179.03円でした。これを14倍、16倍して企業業績から見た日経平均の適正水準を求めると、16,506円〜18,864円になります。先週の日経平均の終値が16,754円ですので、企業業績から見ると日経平均は若干割安です。ただ、格安というわけではなく、これから円高が進みそうなことを考えると、ここから株を買っていくのは躊躇します。

 

ドル円が下落しているにもかかわらず日経平均が下げ止まっているのは、FOMCの利上げが先送りされたことも理由の一つでしょう。

 

日経平均先物の取引戦略としては、こちらも様子見をしたいと思います。もし日経平均先物が急落することがあれば下値を拾ってみたいと思います。

 

まとめると、来週はドル円も日経先物も小動きになりそうなので、「休むも相場」というのに徹したいと思います。

 

それでは来週も頑張りましょう。

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