来週のドル円・日経平均の相場展開予想(FOMC,日銀金融政策決定会合を控えて)

先週のドル円は、週半ばのISM非製造業景況指数の大幅悪化を受けて急落しましたが、その後回復して現在は102円台後半をもみ合って週末を迎えています。

 

中期的(数ヶ月のスパン)では円高基調の中、しばらくは今月の9月22日のFOMC(米連邦公開市場委員会)と9月21日の日銀の金融政策決定会合への思惑にドル円の為替相場は左右されそうです。

 

さて早速、ドル円の週足チャートを見てみましょう。短期トレードやデイトレをやる場合でも相場の中期的な方向性を確認する意味で週足チャートの確認は重要です。

 

ドル円週足2016−9−10

 

相変わらず、100円から105円のレンジ相場ですね。現在が102円台後半なので、ちょうどレンジの中間にいます。FOMC(米連邦公開市場委員会)と日銀の金融政策決定会合がある9月21,22日当たりまでは、しばらくレンジ相場が続きそうです。揉み合い相場は、トレンド相場よりトレードが難しいので嫌ですね。。。

 

次に、IMM通貨先物のポジション動向を見てましょう。次のチャートがドル円の投機筋のポジション動向です。

ドル円ポジション2016−9−10

先週の火曜日の時点で、円ロングのポジションが5万4千枚と溜まっています。まだまだ円ロングがそれなりに溜まっていますので、これからさらに円高になるとしても急落というよりは、少しづつ下落していくイメージとなります。

 

FOMCについてですが、利上げの有無やそれに対する市場の思惑がドル円の行方を左右しそうです。ということで、FRBが今回利上げするかどうかを考えてみたいと思います。先月イエレンFRB議長がジャクソンホールで利上げを示唆しています。そして直近のアメリカ雇用統計の結果が予想よりあるかったですが、ものすごい悪かったわけではないので利上げの可能性はそれなりにありそうです。5分5分といったところでしょう。

 

一方、日銀金融政策決定会合ですが、今回はこれまでの黒田日銀の金融政策の総括をすると言っています。日本のインフレ率は、直近でマイナス0.4パーセントです。日銀の目標である2パーセントには遠く及びません。そう意味では日銀の金融政策は失敗に終わっっているわけですね、ただ、日銀が自分の非を認めることはないので、おそらく次回の会合では「エネルギー価格」を抜けばインフレ率は上昇していると言い訳しそうです。

 

肝心の追加金融緩和があるかどうかですが、日銀としてはあまり出来ることは多くはなさそうです。多少の金融緩和があったとしたらドル円が少し上昇すると思いますので、そこは絶好の売り場となりそうです。もしサプライズとしてヘリコプターマネーのような日銀の国債直接買い入れに近いことをやれば、大幅な円安になると思いますが、実際にはそれは起こらないでしょう。

 

中期的(数ヶ月のスパン)のドル円の方向性としては、しばらく100円から105円のレンジをもみ合った後に徐々に100円を割っていくという展開をメインシナリオにしています。

 

来週のドル円は揉み合い相場が続くと思いますが、FOMCと日銀政策決定会合への思惑で若干上昇するかもしれません。来週のドル円の取引戦略としては基本的に様子見にしたいと思いますが、急上昇することがあればドル円をショートにしてみたいと思います。

 

さて、次に日経平均(先物)の週足チャートを見てみましょう。

 

日経平均2016−9−10

 

日経平均のEPS(一株あたりの利益)は1,188.91円です。これを14倍と16倍して企業業績から見た日経平均の適正レンジを求めると、16644円〜19022円です。現在の日経平均株価が16965円ですので、適正レンジ内の下側にいます。企業業績的にもあまり割安感がなくなっていますので、ここから日経先物をロングにしていくのは厳しいと思います。

 

来週の日経先物の取引戦略としては、基本ショート目線でいきたいと思います。どこかで跳ね上がるところがあれば、日経先物をショートにしてみたいと思います。

 

それでは来週も頑張りましょう。

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