なぜ、兼業トレーダーは成功しやすいのか?

トレーダーで成功する道は、起業家が成功する道に似ています。どういうことか説明します。

 

起業家がビジネスを始める時には、資本金が必要です。なぜかというと、売上をあげる前に、設備や人を雇うのに最初費用がかかるからです。つまり、費用が先に出て行って、後から売上で回収するということです。費用が先、利益は後ということが重要です。なので、どうしても最初に資金を用意しないと大抵のビジネスは始められません。売上がたっても売上から費用を引いた利益が残せなければ、資本金がだんだんとなくなり、ついには倒産ということになります。一般的には起業したら3年で黒字になればOKという感じでしょう。

 

では、株式や為替のトレーダーはどうでしょうか?トレーダーと起業家は全く異なる感じもしますが、実は起業家と同じ側面があります。どういうことか説明します。

 

株式でトレードする場合はある程度まとまった資金が入ります。そして、トレーダーで初めから勝てる人はほとんどいません。なので、どうしてもある程度の期間は自分の用意した資金を減らしていくことになります。経験を積むまでに資金を減っていくわけですが、これにある程度の期間、耐える必要があるわけです。

 

こう見ると、トレーダーと起業家には大きな共通点があることがわかります。つまり始めた頃は、費用が先にかかり、利益が後から出てくるという時間差があるということです。

 

トレーダーも起業家も、この費用が先、利益が後というのが精神的にきついわけですね。

 

そこで、兼業トレーダーの場合はどうでしょうか?

 

兼業トレーダーの場合は、すでに本業があるわけですね。これは企業で言えば、すでに利益が出ているビジネスを持っているというわけです。

 

なので、兼業トレーダーがトレードを始めた時は、最初は負けて資金を減らしていくわけですが、本業からのキャッシュフローがあるので、本業から得た利益を別の新事業(トレード)に投資していると考えることができます。

 

こう考えると、兼業トレーダーが余剰資金で投資をするのは、成功している企業が新規事業に投資するのと同じで精神的にだいぶ楽ですね。

 

トレードにおいては、メンタルの余裕がとても重要なので、兼業トレーダーの本業というのがトレードにプラスに効いてくるわけです。

 

なので、トレードをするなら、本業があるうちにしましょう。給料のうち、生活資金を抜いた余裕資金の範囲であれば、トレードでマイナスになっても精神的な余裕を持っていることができます。

 

ただ、くれぐれも生活資金でトレードはしないようにしましょう。あくまでの無くなっても困らない範囲のお金でトレードすることが重要です。

 

参考になればと思います。

 

 

 

 

 

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