ファーストリテイリングの現状と今後の株価予想

ファーストリテイリングの業績を調べて、今後の株価予想をしたいと思います。ファーストリテイリングは、言わずと知れたユニクロを世界展開している成長企業ですね。

まず、ファーストリテイリングの基本的なファンダメンタルの指標を見てみたいと思います。

ファーストリテイリングを3つの側面(2015年8月期)から見てみたいと思います。ここで3つの側面とは、BS(貸借対照表)、PL面(損益計算書)、時価総額です。この3つの側面を見るのは、総資産、売上高、時価総額の絶対値が大体同じオーダーになり、互いに比較すると会社の大雑把な全貌がわかるからです。

 

 

(1)BS(貸借対照表)

総資産 1.2兆円、  自己資本7700億円 (ROA 9.5%、ROE 16.1%)

(2)PL(損益計算書)

売上高 1.6兆円、 純利益 1100億円 (海外42%、売上高純利益率6.8%)

(3)時価総額 2.8兆円 (PER 25、PBR 3.6)

 

従業員数は41000人です。なので、従業員一人当たりの売り上げは、3900万円で、従業員一人あたりの純利益は270万円です。従業員の平均年収は769万円です。

 

先週末に、第2四半期の決算が発表されましたが、来期の純利益の予想が40パーセント減の600億円になりました。今季が1100億円ですから、大幅減ですね。これを受けて株価も大幅下落しています。

 

柳井社長のインタビューをテレビで見ましたが、中途半端な値付けが客離れを招いたといっていました。それで、冬物販売の不振を大幅値引きで対応したようです。これが利益を削ったようですね。。。

 

海外売上が42パーセントと大きいので、世界ブランドになっていけば、今後も成長が期待できそうですが、どうでしょうか。。。

 

ファーストリテイリングの株は、最低購入価格が200万円を超えているので、大きな資金がないと、チマチマ買いができないの難しいところです。

 

来期予想のPERが20倍を下回るくらい、株価でいうと12000円くらいになったら買いたいところです。ただ、そこまではおそらく下がらないでしょう。ファーストリテイリングの株価は、下がって2万円くらいまででしょうか。

 

年末に、冬のコートを買いにユニクロに行ったのですが、前に買った安くて暖かい良いコートがもう売っていなくて、買わずにユニクロを後にしたのを思い出します。単なる自分の個人的なユニクロ体験ですが、なんとなく今回のこととつながっているような気がしています。

 

自分が実際に客として店舗にいったときの感覚って、株式投資には重要な気がしますね。