CIJの株価と業績の見通し、今後はどうなる?(有価証券報告書から)

CIJ(4826)は、1976年に設立され2001年に上場したシステム開発の会社です。いわゆるシステムエンジニアがさまざまITシステムを作っている会社ですね。独立系の2次受けで、日立製作所やNTTデータなどから仕事を引き受けています(全体の4割程度)。オペレーティングシステムで高い技術力があります。SE不足で機会損失がありますが、堅調な経営をしています。

 

従業員は連結で1500人程度いて、中規模の会社です。大株主名簿をみると、最大株主が自社(自己株口)で19%を占めています。これは自社株買いで自分の会社の株を全体の株の19%を持っているということを表しています。これは自社株買いなどを繰り返していて、会社自身が自社の株が割安と認識していることを示しています。

 

さてさっそくCIJの売上高、経常利益、純利益などの推移をみてみましょう。(次の表はCIJの有価証券報告書からの引用です。)

CIJ売上

売上高も純利益も少しづつではありますが伸びていますね。ただ、成長のスピードは決して速いとは言えない感じです。成長しようとしても、SE不足で機会損失している様子がこの表からも、なんとなく見て取れますね。

 

次の表がCIJの自己資本比率、自己資本利益率(ROE)、株価収益率(PER)です。(上の表とおなじで、左欄の平成26年度から平成30年度までの推移です。)

CIJ自己資本比率

自己資本比率が少しづつ高まっていて、内部留保が高まってきていることがわかります。投資家からすると良い印象をうけますね。一方、PERは10倍程度と低い水準です。成長の速度の遅さと、知名度のなさがその理由かもしれません。

 

次に、CIJのキャッシュフローをみてみましょう。(上の表とおなじで、左欄の平成26年度から平成30年度までの推移です。)

CIJキャッシュフロー

大きな営業キャッシュフローがあり、その範囲内で投資キャッシュフローが出て行っているので良い形ですね。また、現金及び現金同等物も増えており良い感じです。ただ従業員の数が増えていないのが気になります。仕事はあるのに、なかなかSEが採用できないようですね。。。

 

CIJの流動資産は116億円、負債は28億円、純資産は110億円なので、純資産に含まれる負債を除いた流動資産の比率は(116-28)/110=0.8です。これにBPSの660円をかけると528円となります。この528円が一株当たりの流動資産(負債を差し引いた後)と考えることができます。現在(2019/3)の株価が814円ですので、資産面からも魅力的な株ですね。

 

CIJの株価(緑色)と理論株価(青色)の推移をみてみましょう。理論株価は一株当たりの純利益(EPS)の15倍で計算されています。

CIJ株価

CIJは理論株価より低い水準で株価が推移しています。SE不足などでなかなかスケールしていきませんが、潤沢な資金と理論株価より割安な株価なところが目をひきます。

 

成長のスピードが遅いことが、なかな注目を集めない理由かと思いますが、株価は総合的に考えて割安の水準にあると考えることができるでしょう。

 

*投資は自己責任でお願いします。

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