ジーテクトの株価と業績は今後どうなる?

ジーテクト(5970)は、自動車骨格プレスの部品メーカーです。業種としては金属製品に分類され、海外にも積極的に展開していて、海外売上が82%もあります。

 

自動車会社のホンダが最大株主で30%ほどの株を所有しています。そして、ジーテクトの会長や社長もこの会社の株式大量保有者のリストにのっています。

 

自動車は景気循環に左右される業界で、その部品を配給しているジーテクトも景気に業績が左右されるビジネスをしていると考えられます。

 

さて、さっそくジーテクトの売上高、純利益のここ5年間の推移をみてみましょう。(ジーテクトの有価証券報告書から引用)
ジーテクト売上利益

売上高も純利益も多少の凸凹はありますが、順調に伸びていますね。順調に業績を向上させているようで良い感じです。

 

次に自己資本比率、自己資本利益率(ROE)、株価収益率(PER)のここ5年の推移をみてみましょう。(上図と同じで左から平成26年から30年までの推移になります。)ジーテクトPER

自己資本比率も順調に向上させていて、着実に業績を積み重ねて財務内容を良くしているようですね。また、株価収益率が10倍を下回る水準で推移しているところは注目に値しますね。日経平均の株価収益率が15倍程度ですので、だいぶ低い値です。自動車業界全体としても株価収益率は低い傾向がありますが、それよりもだいぶ下の水準です。

 

自動車という景気に左右される業界の下請け会社というところも、この低いPERの理由と思われます。

 

さて、ジーテクトのキャッシュフローも確認しましょう。会計操作や粉飾決算などを見破るためにも、キャッシュフローを見ておくことは重要です。下表はジーテクトのここ5年間のキャッシュフローの推移です。(上図と同じで左から平成26年から30年までの推移になります。)

ジーテクトキャッシュフロー

絶対値として営業キャッシュフローと大体同じ水準で、投資キャッシュフローが推移しています。営業で稼いだ金を投資にどんどん回して規模拡大を図っていることがわかります。

 

次に平成30年度3月決算期のセグメント別の売上高と純利益をみてみましょう。

ジーテクトセグメント別

この表をみてみると、ジーテクトは日本以外にも北米、欧州、アジア、中国、南米と広く世界中でビジネスをしていることがわかります。特に北米、アジア、中国が最大のマーケットになっています。

 

このことからも、ジーテクトの業績は世界経済の影響をもろに受ける業態であることがわかります。この辺がジーテクトの株価収益率(PER)がかなり低い理由でしょう。

 

一株当たりの純利益が264円で、これを自動車業界の平均的なPERである10倍をかけると2640円になり、これがジーテクトの理論株価と考えられます。現在(2019/3)の株価が1640円程度ですので、若干割安といったところでしょうか。

 

ジーテクトは景気循環の影響を受けやすいと考えられるので、PERが低いからと言って安易に投資するのは勇気がいりますね。。。

 

*投資は自己責任でお願いします。

 

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