アイ・オー・データの決算発表でストップ高、今後どうなる?

先週の木曜日(11/10)に、アイ・オー・データ(6916)の第1四半期の決算発表がありました。この決算内容で、翌日(金曜日)株価がストップ高になりました。

 

アイ・オー・データはストレージ、モニターなどのパソコン周辺機器の大手です。ここ最近、IOTとセキュリティなどを組み合わせた製品を強化するなど業績を伸ばしています。ただ、景気に左右されやすい循環株ですね。

 

さて、今回の第1四半期の決算の結果は以下の通りです。

 

売上 10,768百万円(予想なし,前期9,516百万円)

営業利益 643百万円(予想なし,前期△18百万円)

経常利益 587百万円(予想なし,前期112百万円)

(四半期)純利益 457百万円(予想なし,前期47百万円)

(四半期)一株あたりの純利益 35.77円(予想なし,前期3.73円)

(第2四半期)一株あたりの純利益(予想)70.35円(前回決算発表時の予想は35.17円)

(通期)一株あたりの純利益(予想)109.43円(前回決算発表時の予想は78.16円)(u)

*今期の直近に公表されている業績予想からの修正は有り。

 

前年度に比べて、増収増益ですね。今季の第2四半期と通期の決算がの利益が上方修正されていますが、売上は据え置かれたままです。会社の発表によると、売価は安定的に推移した一方で、円高で原価が抑えたれたからだそうです。業績予想の見通しとなる為替レートは1ドル105円とのことです。

 

 

この決算内容で、株価は先週金曜日の終値で1132円となり、昨日から150円上昇してストップ高になっています。またPERとPBRは10.3と0.7です。

 

また、今年通期の「一株あたりの純利益」の予想と実積値の乖離が31.27円です。この数字にPERを掛け算すると株価の上昇幅の理論値は322円になります。実際の上昇分が150円です。株価は理論通りには動きませんが、明日はどうなるでしょうか?

 

また、想定為替レートが1ドル105円とのことですが、今の状況だともう少し円安になりそうでもあります。なので、その場合この会社の利益が削られることになりますのでそのことも考慮に入れる必要があります。

 

あと、もう一つのストップ高銘柄の川田テク(3443)と金曜日に好決算を発表した平田機工(6258)にも注目です。

 

それでは明日も頑張りましょう。