日本の人口減少が続いています。今後も人口の減少が止まらないと予測されています。
下記のグラフが今後2060年までの政府の人口の推移の予測グラフです。
http://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2012/zenbun/s1_1_1_02.htmlから引用
グラフを見ると、1980年までは人口が順調に上昇していましたが、1990年にもなると人口の増加が止まり始めて、いよいよ2015年あたりに本当に日本の総人口が減り始めています。今から40年くらい先の2060年には日本の人口は8000万人台に突入すると予想されています。当然、人口が小さくなれば需要が減りますので、日本の経済が伸びにくいことは簡単に想像がつきます。
日本の総人口の減少は大きな問題なのですが、さらに大きな問題は人口の年齢構成です。上のグラフを見ればわかりますが、総人口が減り続けるにも関わらず、75歳以上の高齢人口は増え続けていきます。2060年には65歳以上の高齢者の割合は4割にもなります。まさにお年寄りの国ですね。
このグラフを見ると、まあ年金はあてにならないことはすぐに分かりますね。。。その頃にはロボットが人間の代わりに働いてくれていれば大丈夫かもしれませんが。。。
人口が減ることで、まず問題になるのは需要が小さくなることです。機械化・自動化などで配給能力はさほど落ちないでしょうから、デフレギャップ(配給能力と需要の差)が生まれて、物価が上がらないデフレが続くと予想されます。
現在、日銀があの手この手で、デフレを止めようとしていますが、この人口減少を止めない限りデフレを解消するのは難しいと思われます。
人口減少に対抗できる手段としては、出生率を上げることと、移民を受け入れることですが、どちらも政府はやらないでしょう。
国内市場だけを相手にしている企業の株に長期投資をするのは、なかなか成果が出ないと思われます。投資をするなら世界を相手に商売をしているグローバル企業の株に投資した方が良さそうです。