日清食品(2897)の決算短信をみてみた。

日清食品(2897)の決算短信(平成27年3月期)(27年5月14日発行)をみてみました。(電子版会社四季報CDーROMと日経会社情報のサイトも参考にしています。)

今回も、貸借対照表、損益計算書。バランスシート、セグメント情報の順に決算短信をみていきます。

 

1、会社概要 言わずとしれた、カップ麺の会社です。設立は1948年と歴史があります。

 

2、貸借対照表 貸借対照表は、良い内容です。負債1400億円に対して、流動資産2000億円もあり、特に現金だけで940億円もあり、内部留保は十分過ぎる感じです。

また、流動資産2000億円にくらべて、固定資産3100億円と大きいです。ただ、固定資産3100億円を詳しく見ると、建物、機械、土地などの有形固定資産が1400億円に対して、投資有価証券が1300億円もあり、減価償却しなければいけない資産がそれほど多いわけではありません。資産リッチな会社ですね。

 

2-1 (自己資本比率の推移)自己資本比率72%で、十分は高く良い印象です。ここ5年ほど、自己資本比率を毎年着実に上昇させています。

自己資本比率の推移
67%(2011年)
69%(2012年)
70%(2013年)
71%(2014年)
72%(2015年)

 

 

3、損益計算書  前年にくらべて、増収減益です。円安で原材料費が上がったことと、物流費がかさんだのが原因のようです。この業態は、円安がメリットになりにくいですね。

減益を受けて、決算が発表された日、株価が大幅に下落しています。。。

 

3-1 (総資産経常利益率、経常利益率) 総資産経常利益率は6.6%、売上高営業利益率は5.6%と、加工食品業界としてはまあまあですね。

 

3-2 (経常利益の推移、景気循環の影響)ここ数年、経常利益は300億円台付近で横ばいです。

ただ、リーマンショックのあとでも、ほとんど利益を減らしていなく、さすがデフェンシブ株って感じですね。景気が悪くても、みんなカップ麺は食べますものね。というか、景気の良い時より、もっと食べるかも(笑)

 

3-3 (売上債権回転期間、棚卸資産回転期間)売上債権回転期間は、1.5ヶ月、棚卸資産回転は1.1ヶ月です。問題ないでしょう。

 

 

4、キャッシュフロー計算書 キャッシュフロー計算書をみると、潤沢な営業キャッシュフロー(300億円)を、投資(-48億円)と財務(借金返済)(-80億円)に回しており、綺麗な形です。資金繰りも問題なしです。

 

 

5、セグメント セグメントとしては、日清ブランド、明星ブランド、冷凍食品、アメリカ地域、中国地域の5つがあります。

日清ブランドが売り上げの5割強をしめ、かつセグメント別の営業利益率もダントツで、10%もあります。このセグメントが稼ぎ頭ですね。

あと、海外売上の割合が、去年から今年にかけて、17.7%から19.9%と上昇しており、今後も海外進出が進むことを期待したいです。

 

6、成長性 国内市場は、人口減少時代を迎えて、飽和状態でしょう。あとは、どれくらい海外進出できるかがカギですね。ネスレのようなグローバル企業になれば、大きく株価も上昇するでしょう、

7、理論株価 
一株当たりの当期純利益(今期)167円の20倍程度と考えて、利益価値は3340円です。

また、(一株当たり純資産)*(流動資産ー流動負債)÷ (純資産)を計算して、資産価値は524円と見積もれます。ただ、投資有価証券も資産の計算にいれると、資産価値は1725円になります。

この2つ(利益価値、資産価値)を足して、理論株価は3864円(投資有価証券も計算にいれると5065円)くらいと見積もれます。現在(2015/5/30)5300円なので、割高ですね。

 

 

7、総論 良い株だと思いますが、今買うのは高値掴みになりそうです。割安になってくれば買いを検討したいと思います。あと、海外進出でどれだけ事業拡大できるか、注視したいですね。

 

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