クボタとコマツは、日本を代表する農業機械と建設機械の会社ですね。この2つの企業の業績を比較して、それぞれの株価の予測をしたいと思います。
クボタは農業機器の国内最大手の会社で、トラクターなどを製造しています。また、海外売り上げも68%あり世界展開をしています。今後、日本の農業市場は縮小傾向にあると思いますが、海外はまだまだ人口が増加して行くので、海外売上の高いこのクボタは有望です。
一方、コマツは、建設機械で国内最大手、世界では2位です。油圧シャベルなどを作っています。海外売り上げは78%非常に高く、今後の世界市場の伸びを取ることができれば今後有望ですね。
下図が、クボタとコマツのここ10年間の業績の推移です。
このグラフを見ると、クボタの方が業績が安定していますね。コマツの方はリーマンショック後に大きく業績を減らしたのに対して、クボタの方はそれほど大きな痛手を被っていません。
クボタは農家を相手に商売しているのに対して、コマツは建築業界を相手に商売していることが原因かもしれません。どうしても農業よりも、建築業界の方が景気の影響を受けやすいと考えられます。
次の図が、クボタとコマツのここ10年間の株価の推移です。
コマツは、未だにリーマンショック前の株価を超えることができていません。ところが、クボタは、リーマンショック前の株価を超えてさらに上昇傾向にあります。
これを見るとクボタの方が、コマツよりも力強いですね。
今は少し割高水準にあるので、手出し無用ですが、株価が暴落することがあれば、コマツよりもクボタの株の方が投資に魅力的にかもしれません。