セブン&アイ・ホールディングスの現状と今後の株価予想

セブン&アイ・ホールディングスの業績を調べて、今後の株価予想をしたいと思います。セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニのセブンイレブンやイトーヨーカドーなどを経営している大企業ですね。

 

まず、セブン&アイ・ホールディングスの基本的なファンダメンタルの指標を見てみたいと思います。

 

セブン&アイ・ホールディングスを3つの側面(2015年2月期)から見てみたいと思います。ここで3つの側面とは、BS(貸借対照表)、PL面(損益計算書)、時価総額です。この3つの側面を見るのは、総資産、売上高、時価総額の絶対値が大体同じオーダーになり、互いに比較すると会社の大雑把な全貌がわかるからです。

 

(1)BS(貸借対照表)

総資産 5.4兆円、  自己資本2.3兆円 (ROA 3.3%、ROE 7.9%)

(2)PL(損益計算書)

売上高 6兆円、 純利益 1700億円 (海外35%、売上高純利益率5.6%)

(3)時価総額 4.1兆円 (PER 22、PBR 1.7)

 

従業員数は55000人です。なので、従業員一人当たりの売り上げは、1.1億円円で、従業員一人あたりの純利益は310万円です。従業員の平均年収は718万円です。

 

セブン&アイ・ホールディングスは、コンビニ事業とスーパー事業が大きな柱になっています。セブンイレブンとイトーヨーカドーですね。売り上げは両方とも同じ規模ですが、利益率が全然違います。決算短信をみると、コンビニ事業の営業利益率は10パーセントと非常に高いですが、スーパー事業は、営業利益率が1パーセントしかありません。

 

小売り事業で、営業利益率が10パーセントとは驚異的な高さです。我々は、コンビニで、結構高くものを買わされているんですね(笑)

 

コンビニの定価をみると、スーパーに比べて結構高いですね。でも、ついつい買ってしまう人も多いと思います。(私もそうです(笑))

 

最近、セブン&アイ・ホールディングスのCEOの鈴木氏が電撃的に辞任しました。今後この影響がどう出るか見ものですね。

 

個人的には、コンビニのお惣菜では、セブンイレブンが一番おいしいので、お惣菜などの品質が落ちることを心配しています。

 

また、セブンイレブンがコンビニとして、さらに成長余地があるかどうかは、今後の経営陣によると思いますが、PER的に割安ではないので、投資はしばらく様子見したいと思います。