トレードが上達していくには、いくつか段階があります。初心者から一気に、収益を上げることはできません。どのようにして、トータルで収益を残せるトレーダーになれるかを解説しめす。
トレード上達のための4つのステップ
トレードの上達していくには、次のような4つの段階を経ていきます。
ステップ(1)確実に損切ができるようになる。(この段階では、損小利大でなくても、収益が上がらなくてもよい。)
ステップ(2)損小利大にする。(ピラミディングなどを併用していく。この段階では収益はマイナスでもよい。)
ステップ(3)取引回数を少なくして、エントリーポイントを厳選する。(この段階から収益を気にするようにしていく。)
ステップ(4)収益が上げれるようになる。
この段階は順番が重要で、(1)(2)(3)(4)の順番で上達していきます。収益が上げれるようになるのは最後の(4)の段階であることが重要です。(1)(2)(3)の段階では、収益はマイナスで全くかまいません。
もう少し細かく解説していきます。
ステップ(1)、確実な損切り
このステップ(1)では、まず確実に損切れることが必要です。なので、逆指値を利用して損切るのが良いでしょう。この段階では、トレードの経験を積むことが重要なので、とにかくたくさんエントリーをしてたくさん損切ってください。ほとんど負けることになると思いますが気にせず、小さいロット数で練習してください。負けた金額は授業料です。この授業料を惜しんでは、トレードは上達しません。
ステップ(2)、損小利大
最初のステップ(1)で、確実に損切れるようになったら、次は損小利大のトレードができるように練習します。逆指値のストップ幅よりも大きく利益がとれた時だけ、利確します。利益が出ているときに、さらに同じ方向にポジションを積み増すピラミディングも併用します。
この段階では、おそらくトレードのほとんどが損切にあってしまい、収益はマイナスになることが多いと思いますが、気にしないで小さいロットでたくさんトレードしてみてください。
この段階では、損小利大の経験を積むことが重要なので、エントリーポイントを厳選せずに気軽にどんどんエントリーしていくと良いと思います。ただ、繰り返しになりますが、コツコツ負けて、たま大きく勝つと思いますが、それでも収益はマイナスになってしますことが多いと思います。この段階では収益がマイナスであることは気にしないことです。
ステップ(3)、待つトレード
ステップ(2)で、十分損小利大のトレードに慣れてきたら、いよいよエントリーポイントを厳選して、いわゆる「待つトレード」ができるように練習していきます。特に気を付けたほうが良いのは、負けた直後に「復讐トレード」をしないようにすることです。この段階になって初めて、収益をプラスに持って行くことを考え始めます。
ステップ(4)、有利なエントリーポイントを探す
ステップ(1)(2)(3)ができるようになれば、いよいよ勝ちトレーダーになる準備が整ったことになります。あとは、(1)(2)(3)で練習したスタイルを崩さずに、どのエントリーポイントが有利なのかを判断する練習をしていきます。
以上がトレード上達のための4ステップです。おそらく大多数の人は、いきなりステップ(4)の有利なエントリーポイントはどこかということに集中してしまいますが、それではなかなか勝てるようになりません。
どこでエントリーすればよいのかというのは、ステップ(1)(2)(3)で十分トレードのメンタルの練習を積んでから、悩み始める位で十分です。