先週の金曜日(11/11)にナカノフドー建設(1827)の中間決算発表がありました。この決算内容で、翌日(本日)大幅に株価が上昇しています。
ナカノフドー建設は医療、物流など多彩な民間建築が主体の中堅ゼネコンです。海外売上も35%あります。ただ典型的な景気循環株ですね。
さて、今回の中間決算の結果は以下の通りです。
売上 56,718百万円(予想なし,前期57,953百万円)
営業利益 3,266百万円(予想なし,前期3,058百万円)
経常利益 3,179百万円(予想なし,前期3,240百万円)
(四半期)純利益 2,685百万円(予想なし,前期2,190百万円)
(四半期)一株あたりの純利益 78.14円(予想なし,前期63.71円)
(通期)一株あたりの純利益(予想)107.64(前回決算発表時の予想は66.91円、前期116円)(u)
*今期の直近に公表されている業績予想からの修正は有り。
ナカノフドー建設は、前年度に比べて内容は悪くないですね。当初の予想では、今年度は前年度に比べて業績悪化が見込まれていましたが、今回の中間発表の内容でその懸念が払拭されたようです。会社説明では、売り上げは前回予想を下回るものの、利益面では工事の採算性向上で利益増加したとのことです。
この中間決算内容で、株価は本日の終値で515円となり、73円上昇しています。また現在のPERとPBRが4.8と0.83です。
今年通気の「一株あたりの純利益」の予想と実積値の乖離が40.73円です。この数字にPERをかけると株価上昇幅の理論値は195円になります。本日の上昇分が73円です。株価は理論通りには動きませんが今後どうなるでしょか?ちなみに昨年度の最高値が8月につけた856円です。
あと、今日業績に大幅な上方修正のあったヤーマン(6630)にも注目しておきたいと思います。ヤーマンは家庭用美容健康機器の製造・販売をしている会社です。
それでは明日も頑張りましょう。