ピックルスコーポレーションの決算発表をみた

2016年4月14日発表のピックルスコーポレーションの決算をみてみました。ピックルスコーポレーションは、言わずと知れた調味料の国内最大手企業ですね。

まず、ピックルスコーポレーションの基本的なファンダメンタルの指標を見てみたいと思います。

ピックルスコーポレーションを3つの側面(2015年3月期)から見てみたいと思います。ここで3つの側面とは、BS(貸借対照表)、PL面(損益計算書)、時価総額です。この3つの側面を見るのは、総資産、売上高、時価総額の絶対値が大体同じオーダーになり、互いに比較すると会社の大雑把な全貌がわかるからです。

 

(1)BS(貸借対照表)

総資産 168億円、  自己資本78億円 (ROA 6.0%、ROE 9.8%)

(2)PL(損益計算書)

売上高 300億円、 純利益 6.9億円 (海外54%、売上高純利益率4.6%)

(3)時価総額 67億円 (PER 9.5(予)、PBR 0.71)

 

ピックルスコーポレーションの従業員数は276人です。なので、従業員一人当たりの売り上げは、約1億円で、従業員一人あたりの純利益は250万円です。従業員の平均年収は449万円です。

2016年4月14日に発表された決算短信をみると、売上高は伸びていますが、営業利益と経常利益がイマイチ伸びておらず減益です。

営業利益と経常利益が減益になったのは、決算短信によると野菜の価格の高騰とのことでした。

ただし、純利益は増益になっています。理由は、負ののれんの発生と、昨年度の北海道の事業用資産(不動産?)の減損処理がなくなった影響の様です。

次年度の会社側の予想は強気ですね。売り上げで2割増、純利益で3割増を見込んでいます。これが実現すれば、株価は上昇する確率がとても高いと思います。