中央自動車工業(8117)の株式分析(10年の軌跡)

中央自動車工業(8117)の10年の株価と業績の関係を、有価証券報告書を用いて解析しました。有価証券報告書はEDINETから入手しました。

ます、ここ10年の理論株価と株価、そして経常利益の推移を見てみましょう。ここで理論株価は、一株当たりの純利益を単純に20倍しました。

中央自動車工業-理論株価

ここ10年、理論株価(一株当たりの純利益)も経常利益も順調に上昇しています。そして特筆すべきなのは、リーマンショックのあとの2008年、2009年あたりも、理論株価、経常利益は増えています。自動車関連の会社にもかかわらず、Diffensiveな株であることがわかります。自動車のワックスなどの消耗品は、景気が悪くてもみんなケチらず使うのですね。

また、実際の株価も順調に上がっていますが、理論株価や経常利益に比べて、緩やかです。もう少し上昇余地がありそうです。

次に、自己資本比率と現金及び現金同等物の推移も見てみましょう。

中央自動車工業-自己資本比率

自己資本比率と現金及び現金同等物も順調に右肩上がりです。

特に現金及び現金同等物はここ10年で2倍になっています。また、自己資本比率も70%~80%台となっており、非常に高いです。

そのうち、自社株買いなどあるかもしれません。

保有しておきたい株の一つですね。