アメリカのNYダウ平均株価は、アップルやVisaなどアメリカを代表する大企業30社の平均株価指数です。日本の株や為替もこのダウ平均株価に大きく影響を受けるので常に注意を払っておく必要があります。
さて、早速ここ100年ほどのダウ平均株価指数の超長期チャートを見てみましょう。
すごい右肩上がりですね。ここ100年にわたってアメリカ株に投資した人は全員儲かっています。(著名投資家のバフェットによれば過去200年以上にわたって、アメリカ株をショートした人は全員負けているそうです。)これこそ、米国人の株保有率が高い理由ですね。
ここ20年だと、2000年代前半のITバブル崩壊と、2000年代後半のリーマンショックの時の落ち込みがひどいですが、今では過去最高値付近を推移しています。
バフェット指数を見ても株価自体はかなり高いので、長期投資で今から手を出すのは怖いですが、米国株が暴落することがあれば買っていきたいところです。
次はダウ平均株価の月足を見てみましょう。
リーマンショック後に暴落しましたが、その後2015年初頭まで順調に上昇しました。ただここ1年あまり上昇の速度は落ち込みレンジ相場になっています。高値圏でのもみ合いはその後に下落することが多いので注意ですね。
また、年末には米国の利上げが予想されるので、今後1、2年以内にアメリカの株価の調整局面が来そうです。このタイミングが米株、日本株を長期で仕込む絶好のチャンスとなりそうです。
次にダウ平均株価の週足を見てみましょう。
米国のダウ平均株価指数を週足で見ると、18000ドルをレジスタンスとするレンジ相場になっています。ただ、ここ最近大きく下げており、このレンジ相場を下に抜けていきそうな感じです。18000ドルをレジスタンスをキープできるかどうかが焦点になりそうです。
もっと細かくダウ平均株価の日足チャートを見てみましょう。
日足で見てみると、ダウ平均は18000〜18350ドルの間のレンジ相場になっています。現在、この18000円のサポートを下にブレイクしそうな勢いです。
昨日のFOMCの議事録発表で、数人のメンバーが利上げに積極的ということが明らかになり、大きな経済ショックがない限り12月に利上げとなりそうです。このことも今回のダウ平均の下落の原因となっています。
今後ですが、ダウ平均は揉み合いながらも、少しづつ下落していく展開を予想しています。利上げを少し織り込んでいく感じですね。
私は、ダウ平均はCFDで短期トレードをしています。少し様子見をしたいと思いますが、急落する場面があれば下げ止まったところをロングにしてみたいと思います。