世界展開しているインターネット企業であるアマゾン(Amazon)の業績を調べて、今後の株価予想をしたいと思います。
世界的なオンラインショッピングサイトですね。一般にはあまり知られていませんが、クラウドコンピューターの分野でも大きくシェアを伸ばしています。多くの企業でアマゾンの提供しているクラウドサービスを利用しています。日本でのライバルというと、楽天とかヤフーがそれにあたるかもしれません。
まず、アマゾンの基本的なファンダメンタルの指標を見てみたいと思います。
アマゾンを3つの側面(2015年12月期)から見てみたいと思います。ここで3つの側面とは、PL面(損益計算書)、BS(貸借対照表)、時価総額です。
(1)BS(貸借対照表)
総資産 65BD、 自己資本 13BD (ROA 2.3%、ROE 4.9%)
(2)PL(損益計算書)
売上高 107BD、 純利益 0.59BD (米国外の売上高38%、売上高純利益率0.5%)
(3)時価総額 295BD (PER 500、PBR 21)
ここでBDは10億ドルを表します。およそ1BDは1000億円です。
従業員数は15万人です。なので、従業員一人当たりの売り上げは、日本円での概算で6000万円で、純利益は40万円です。
アマゾンのファンダメンタルをみてみて印象的なのは、純利益の少なさと時価総額の巨大さですね。典型的な規模拡大中の成長企業の決算の内容です。
アマゾンの売り上げが10兆円くらいの大きさにもかかわらず、純利益がほとんど出ておらず、儲けたお金をほとんど規模拡大の投資に回しています。
そして、アマゾンの株価は現在(2016/4/16)で625ドルです。そしてPERは500倍程度で、将来の成長を見越して高値で売買されています。この株価だと、将来的には、純利益が1兆円程度まで上昇することが見込まれていると考えられます。
将来的には、クラウドを中心に有望ですが、インターネット関連は次から次からブレイクしていく新興企業があらわれますので、どうなるか未知数ですね。
今は、期待で買われていますが、個人的には個の株価だと、ちょっと投資したくないですね。。。