日本電子材料(6855)の決算発表で株価急反落

今週の月曜日(11/7)に日本電子材料(6855)の中間決算発表がありました。その結果を受けて本日株価が大幅に下落しています。

 

まず、日本電子材料はどんな会社かというと、半導体検査用の部品の大手です。海外売上も50%あります。典型的な景気循環株ですね。。。海外売上も高いことから為替の影響も受けやすいですね。

 

さて、今回の中間決算の結果は以下の通りです。

 

売上 5,627百万円(予想5,500百万円,前期7,647百万円)

営業利益 41百万円(予想-180百万円,前期746百万円)

経常利益 -57百万円(予想-250百万円,前期690百万円)

(四半期)純利益 0百万円(予想-210百万円,前期537百万円)

(四半期)一株あたりの純利益 -0.06円(予想-19.83円,前期50.77円)

(通期)一株あたりの純利益(予想)31.16円(前回決算発表時の予想は37.77)(d)

*今期の直近に公表されている業績予想からの修正は無し。

 

日本電子材料の今回の中間決算は前年度に比べるとかなり悪いですね。

 

ただ、第1四半期の会社予想に比べると、会社予想よりは悪化していないようです。ただ、第1四半期の会社予想よりも営業利益や経常利益、純利益が良いのにもかかわらず、今期の通期の一株あたりの純利益が第1四半期から下方修正されているところが気になります。

 

会社の説明では、今後需給回復の遅れや価格競争の激化、円高が予想されるので、下方修正したとのことです。

 

この中間決算内容で、株価は本日の終値で485円となり、-70円下落しています。また現在のPERとPBRが15.6と0.51です。

 

今年上半期分の「一株あたりの純利益」の予想と実積値の乖離が6.61円です。この数字にPERをかけると株価下落幅の理論値は-103.116円になります。本日の実際の下落分は-70円です。株価は理論通りには動きませんが、今後どうなるでしょうか?

 

さて、いよいよ明日の11月9日(水)の朝にはアメリカ大統領の結果が判明しそうです。明日の日本株もこの結果に大きく影響を受けるでしょう。注目ですね。

 

それでは明日も頑張りましょう。