ウィルグループ(6089)中間決算で一時ストップ高

今週の火曜日(11/8)にウィルグループ(6089)の中間決算発表がありました。この決算内容で、翌日(本日)大幅に株価が上昇しています。
ウィルグループは人材派遣や業務請負の人材サービスをしています。家電量販店などの販売現場に人材を派遣しています。

 

さて、今回の中間決算の結果は以下の通りです。

 

売上 27,872百万円(予想27,000百万円,前期19,860百万円)

営業利益 591百万円(予想470百万円,前期614百万円)

経常利益 594百万円(予想480百万円,前期616百万円)

(四半期)純利益 286百万円(予想220百万円,前期262百万円)

(四半期)一株あたりの純利益 30.26円(予想23.08円,前期27.54円)

(通期)一株あたりの純利益(予想)44.59円*2=89.17(前回決算発表時の予想は89.17)(u)

*今期の直近に公表されている業績予想からの修正は無し。12月1日に1株を2株にする株式分割をするので、現段階では通期の一株あたりの純利益を会社発表の数字を2倍しています。

 

ウィルグループは、第一四半期の会社予想に比べて良い内容ですね。また1対2の株式分割も本日発表していて、好感されています。

 

ただ、少し気になるのは、今期の営業利益が1600百万円と(会社)予想されていますが、中間決算でおよそ600百万円で実績としては半分以下です。これから下半期で1000百万円の営業利益をだす予定のようですが、どうなるでしょか?下半期に利益が多くなる理由がまだ掴めていないのでもう少し調べてみたいと思います。

 

あと、昨年度の通期の営業キャッシュフローが財務キャッシュフロー比べて小さいこととも気になります。また、今回の決算説明資料によるとこの下半期も営業キャッシュフローがマイナスで、短期の借入金も増やしています。

 

この中間決算内容で、株価は本日の終値で1038円となり、140円上昇しています。また現在のPERとPBRが11.64と2.95です。

 

今年上半期分の「一株あたりの純利益」の予想と実積値の乖離が7.18円です。この数字にPERをかけると株価上昇幅の理論値は83.6円になります。本日の上昇分が140円でした。株価は理論通りには動きませんが、今後どうなるでしょうか?

 

さて、今夜はトランプ氏がアメリカ大統領選に勝利しましたね。ドル円も株価も行って来いの大相場になりました。トランプが防衛関係の負担を日本に求めてくるとの観測から、昨日は石川製作所<6208>、東京計器<7721>、豊和工業<6203>、日本アビオニクス<6946>などの防衛関連株が高くなっています。明日はこの辺の株の動きにも着目してみたいと思います。

 

それでは明日も(日付が変わったので、もう今日ですが)頑張りましょう。