トレードで結果をだしでいる人は例外なく損切りが上手いです。トレードで全勝することは不可能なので、いつ損切りを上手にすることが大事なのは言うまでもありません。
ただ、行動経済学でもよく知られているのですが、人間は本能的に損切りが下手です。利益はすぐに確定したくなりますが、含み損ポジションはズルズル持ち続けてしまいます。普通の感情でトレードをすると、ほとんどの人が損小利大のトレードになります。いわゆるコツコツドカンというやつですね。トレードが損小利大になるのは、人間の本能なのでこれを克服するのは非常に大変です。
さて、話は飛びますが、断捨離という生活改善プログラムをご存知でしょうか?人間はたいていほとんど使わない沢山の所有物に囲まれていきています。例えば、ほとんど着ない洋服、読み終わった本、大量の食器などなど。そういうもの、つぎつぎ捨てていき、身の回りをスッキリさせる生活術です。これを推し進めていくと、パソコンの不要ファイルからはじまり、最後にはいらない人間関係まで、切り捨てていくことができます。
ただ、この断捨離は慣れないと、所有物へのこだわりから、なかなか捨てることへの踏ん切りがつきません。訓練が必要ですね。人間の所有欲は本能からきているようです。
さて、ここまで「トレードにおける損切り」と、「断捨離生活術」の話をしてきましたが、この二つの話を並べると共通点があります。
そう、共通点とは、自分の所有物(または自分の所有物と思っているもの)を切り捨てるということです。これは人間が本能的に持っている所有欲に反する行為なので、捨てる習慣を習得することが非常に難しいのです。
損切りを躊躇無く行えるようになるには、普段から断捨離生活をして、自分のメンタルを鍛えておく必要があるかもしれません。トレードで利益を残せるようになるには、実は普段の生活態度が重要になってくるんですね。
トレードの参考になればとおもいます。
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