中央自動車工業の決算書をみて投資をした

中央自動車工業(8117)の決算短信(平成26年3月期)(平成26年5月12日)をみてみた。(電子版会社四季報CDーROMと日経会社情報のサイトも参考にしている。)

 

(会社概要)車のコーティング剤などの自社開発の自動車用品の販売。創業は1946年と古い。海外比率も50%ほどある。

 

(貸借対照表)貸借対照表をみると、流動資産の割合が多く、総資産の6割が流動資産である。その大部分が現金で、資金は潤沢だ。また、自己資本比率も、8割近く、順調に利益を蓄積していることがわかる。ただ、潤沢な資金をため込んでいて、活用していないので、新たな投資をしなければ、配当を増やすか自社株買いをするなどの施策をしてくる可能性がある。その時は、株価は大きく上昇するだろう。

 

(損益計算書)損益計算書をみると、総資産経常率、経常利益率はそれぞれ14パーセント、17パーセント程度でとても高い。経常利益は、ここ5年間で、順調に伸ばしてきている。儲かるビジネスをしていることがわかる。

売上債権回転期間、棚卸資産回転期間はそれぞれ、1.6と0.9ヶ月で、売掛や在庫にも問題はないようだ。

 

(キャッシュフロー計算書)キャッシュフロー計算書をみても、営業キャッシュフローで、マイナスの投資キャッシュフローと財務キャッシュフローをまかなっており、理想的な形をしている。

 

(セグメント)日本と海外市場の売上比率は、ほぼ半々である。海外市場への進出もすすんでいるようで申し分ない。

 

(理論株価)この会社は流動資産が多く、多くの現金を抱えているので、一株当たりの純資産(892.45円)の半分の450円を資産価値として、理論株価に加えることにする。また、利益価値としては、一株当たりの当期純利益(予想)84.22の10倍程度と考えて、資産価値と合計すると理論株価は1300円程度と見積る。
現在(5/7)832円なので、割安である。

 

(総論)最近、この会社の株を少し買った。会社業績の推移を見守って、長くホールドしてみたい。

 

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