株式投資初心者にお勧めの3つの手法(パッシブ運用、アクティブ運用、HFT)

天才を除いて普通の能力の投資家が利益を上げていくには、次の3つの方法しかないでしょう。それはアクティブ運用、パッシブ運用、HFT(高頻度高速取引)です。アクティブ運用とパッシブ運用は長期投資であるのに対して、HFT(高頻度高速取引)は超短期のトレード手法です。

 

パッシブ運用とは何か

パッシブ運用というのは、日経平均(日経225)や東証全体の平均(TOPIX)に連動する投資信託やETFに投資する運用方法です。個別株ではなく、市場全体の成長を取り込んでいく運用方法で手堅い手法です。個別株ではなく株価インデックスに投資するので特定の企業の倒産などで株券が紙切れになることはありません。その意味でリスクの低い投資手法です。

 

さらに日経平均に連動する投資信託などにドルコスト平均法で投資をしていけば、株価が高騰している時から始めても、株価が下がった時に安い価格で多くの株を仕込むことができるので、比較的安全に投資することができます。

 

ドルコスト平均法とは、毎月一定額を長期にわたり投資していく方法です。ドルコスト平均法を用いると株価が安くなると多くの株を買うことができて、株価の変動に強い投資方法となります。例えば手元の一千万円をパッシブ運用で投資するのであれば、この金を10年位のスパンで分割してドルコスト平均法で投資すると良いでしょう。月額8万円位づつ積み立て行けば、10年で一千万位になります。

 

10年という期間は大体景気が一巡するのに要する期間です。10年の長期にわたり、均等に分散して投資することによって高値掴みすることを避けることができます。ある意味で、ドルコスト法によるパッシブ運用は、時間と銘柄の両方に分散して投資する2次元的広がりを持った比較的安全な投資手法と言えるでしょう。

 

必ずではないですが、定期預金などで現金のまま資産を持っているよりも資産が増える期待値は高いと言えます。また、資産を現金で持つリスクであるインフレに対してもこの投資手法は強いので、少なくとも資産の一部はこのパッシブ運用にまわすことが賢明です。

 

パッシブ運用は、株の勉強にそれほど時間や労力がかけれない人にとってはベストの投資法の1つと言えるでしょう。

 

アクティブ運用とは何か

アクティブ運用とは、企業のファンダメンタルを調べて、成長が見込める優良企業のみを厳選して投資する運用方法です。アクティブ運用のメリットは、パッシブ運用より大きな超過リターンが期待できることです。成長する企業を見定めて銘柄を厳選して投資するアクティブ運用はしっかり銘柄を分析すれば手堅い投資方法です。

 

また、アクティブ運用ではファンダメンタルをしっかり見るので、企業の倒産などのリスクを極力避けることができます。危ない企業は財務分析をしっかりすることによって見分けることができます。

 

一方、アクティブ運用をするには、財務分析やビジネスについて時間をかけて調査・研究しなければなりません。ただ、財務分析やビジネスについて調査・研究していくことで株式投資のみならず、世の中の動きや経済、ビジネスの仕組みを深く理解することができますので仕事や人生にも好影響があるでしょう。

 

このプログにも多くの企業のファンダメンタル分析などアクティブ運用に役に立つ情報を書いてありますので参照されると役に立つと思います。

 

HFT(高頻度高速取引)とは何か

HFT(High Frequency Trading:高頻度高速取引)とは、コンピュータのアルゴリズムを用いたミリ秒単位での高頻度かつ高速の取引のことです。市況状況、注文状況などをコンピュータで瞬時に解析して、コンピュータによる自動売買でミリ秒単位で発注、決済を繰り返す高速取引です。

HFT業者は、少しでも早く東証のシステムにアクセスするために、東証の近くや東証の内部にスペースを借りてサーバをおいてHFTをしています。

HFTは、市場の価格の歪みを見つけて、それに対して短期間で売買することにより着実に小さな利益を積み上げて行く手法です。ポジションを長くホールドしないので、比較的安全なトレード手法で、多くの利益を得ているHFT業者があります。

ただ個人投資家にとっては、コンピュータシステムやアルゴリズムを設計したり、東証近くにサーバ用の場所を確保したりすることは敷居が高いでしょう。

 

まとめ

これまでパッシブ運用、アクティブ運用、HFTと3つの比較的安全で利益が得やすい投資手法を紹介してきました。この中で個人投資家にとっては、技術的にHFTをするのは敷居が高いとおもわれます。

 

それゆえ、個人投資家にとっては、資産運用をする方法としては、パッシブ運用かアクティブ運用か、またはそれらの併用という選択になってきます。

 

基本的には、投資の調査・研究に時間や労力がかけられない人はパッシブ運用をお勧めします。投資のために時間と労力をかけれる人はアクティブ運用でさらなる超過リターンを求めるのが良いでしょう。

matched contents