キャッシュフロー計算書の理想形(株式投資では必ず確認!初心者向け解説)

株式投資をするときに、売上高や営業利益、経常利益、純利益などの損益計算書の値はよく見ることが多いと思います。しかし、損益計算書だけをみていると、その会社の本当の実態は見えてきません。なぜなら、損益計算書は経理担当者の作為で色々と数字の操作ができてしまうからです。

 

そこで、損益計算書の数字だけを盲信するのではなくて、キャッシュ・フロー計算書も必ず確認するようにしましょう。キャッシュフロー計算書は、損益計算書と違って操作が難しく、企業の現金の流れをごまかされずに見れます。

 

さて、キャッシュフロー計算書を見ると、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの3つの数字があります。それぞれの項目を詳細に見ることもできるが、初心者にとってもっとも重要なポイントを書きたいと思います。キャッシュ・フロー計算書で一番重要なのは、3つの項目のバランスが取れていることです。

 

では、キャッシュフロー計算書を見たときに、その企業(または株主)にとって、一番理想的な形は何でしょうか?

 

結論から言うと、理想的なキャッシュフローは、以下の(1)と(2)の両方の条件を満たしている場合です。

 

(1)
営業キャッシュフローがプラス
投資キャッシュフローがマイナス
財務キャッシュフローがマイナス

 

(2)
営業キャッシュフローのプラスの金額が、投資キャッシュフローと財務キャッシュフローのマイナスの合計(絶対値)を大幅に上回ってる。

 

この(1)と(2)の条件を図にするとこんな感じです(下図)。

cash_flow_statement

 

この図(条件(1)と(2)を満たしている)が示していることが次の通りです。その企業が、本業で沢山の現金を稼いで(大幅なプラスの営業キャッシュフロー)、それを新しい設備などに投資して(マイナスの投資キャッシュフロー)、さらに、過去の借金を返済している(マイナスの財務キャッシュフロー)状態を表し、企業にとっては理想的な状態です。

 

とりあえず株式投資の初心者は、上図で示されたキャッシュフローの理想的な状態を頭において、決算短信などのキャッシュ・フロー計算書を見ると良いでしょう。

 

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