ソニーと任天堂の業績の推移をみて、今後の株価がどうなるか考えてみたいと思います。
ソニーはAV機器の大手で、海外でもブランド力があります。昔は家電を中心に稼いでいましたが、今は映画や音楽、ゲームなどソフト分野にシフトしてきています。また、金融にも進出していて多角化を進めています。海外売り上げは7割近くとこれから人口減を迎える日本に止まらず、世界で戦う力を養っています。
任天堂は言わずと知れたゲーム機、ソフトの最大手です。海外売り上げも7割近くと世界で戦っているゲーム会社です。
早速、ここ10年の両企業の業績の推移をみてみましょう。左がソニーの業績で、右が任天堂の業績の推移です。
左のソニーのここ10年の業績を見ると、2012年をボトムに業績が回復しています。パソコン部門を売却したりと構造改革が進んで、稼げる体質になってきている様です。
一方、任天堂も2012年に業績が少しづつ回復しつつありますが、ソニーに比べると力強さがありません。任天堂はゲーム会社なので、ヒット作がないとなかなか業績も伸びません。
さて、次に両会社の10年の株価の推移をみてみましょう。左がソニーの株価の推移で、右が任天堂の株価の推移です。
両企業ともに、2012年を底に業績が回復しています。ただ、業績の回復具合に比例する様に、ソニーの方の株価の方が力強いですね。
ソニーの方が安定感がありますが、一発ヒット作があると任天堂は大きく株価が伸びそうです。
世界で戦っている両企業の今後の株価に注目です。