ドコモとソフトバンクの企業比較と株価分析

ドコモとソフトバンクの企業業績を比較して、今後の株価の予想してみたいと思います。

 

NTTドコモは国内最大手の携帯電話会社です。シェアは4割強あります。NTTグループの中核事業です。ただしソフトバンクと違い、海外進出はしていません。

 

一方、ソフトバンクグループは日米で携帯事業を行っていて、最近ではイギリスのARMを買収して、話題になりました。Soft bankは海外進出にも積極的で、人口減少迎える日本の企業の中では有望そうです。

 

早速、ドコモとソフトバンクグループのここ10年の業績を比べてみましょう。

 

ドコモ収益2017-05-29ソフトバンク収益2017-05-29

上の図の左側がドコモの業績の推移で右側がソフトバンクの業績の推移です。黄色い線が純利益を表しています。純利益の推移を見てみると、ドコモは横横なのに対して、ソフトバンクは右肩上がりです。ソフトバンクのほうが圧倒的に成長率が高いです。

 

ドコモは国内だけで商売していて、すでに国内最大手の携帯事業者になってるのでこれ以上の成長は難しいと思います。ところがソフトバンクは、海外に進出しておりさらなる成長の可能性があります。特にアームは携帯電話なのに組み込まれているチップの設計図を作っていて、市場を独占しています。今後、IOTの時代を迎えてさらなる成長が期待できます。

 

次にここ10年のドコモとソフトバンクの株価の推移を見てみたいと思います。

ドコモチャート2017-05-29ßソフトバンクチャート2017-05-29

左側がNTTで右の図がソフトバンクの株価推移です。どちらもここ10年で右肩上がりに成長している様に見えます。しかし、ドコモのほうは株価がせいぜい2倍程度になっているのに対して、ソフトバンクの株価は4場になっています。成長の幅としてはソフトバンクのほうが圧倒的に良いですね。

 

ドコモが国内市場のみを相手にしてるのに対して、ソフトバンクは海外でも勝負しているので、今号少子化を迎える日本の企業としてはソフトバンクのほうに勝算があるように見えます。

 

長期投資としては、ドコモよりソフトバンクのほうが良さそうです。