FX取引をする上で読んでおくべき5冊の本

このサイトの読者の方から要望がありましたので、FX取引をするときに、私が実際に読んで役に立った5冊の本を紹介します。私が利益を残すことができるようになったのもこれらの本の影響も大きいです。本屋に行くとたくさんのFX本がありますが、本当に役に立つ本はあまりありません。その中でも、これは良いという厳選の5冊の本を取り上げます。

1,外国為替トレード 勝利の方程式

この本の著者である今井雅人氏は、UFJ銀行(当時)の為替部門統括次長兼チーフディーラーを務め、その後、2009年の衆院選に当選し、民主党所属の現職の衆議院議員です。今井氏のプロの為替市場の見方、取引の勘所を伝えています。FX本には、何の役にも立たないゴミ本が多いですが、この本は激動の相場を10年以上勝ち続けてきたプロトレーダーが書いたFXの解説書です。FX取引を始めるにあたって、最初に読んでおくべき本です。特に、「レンジ相場に手を出すな。トレンド相場に力を注げ」などFX取引の基本とも言えますが、最も重要なことを伝えています。現在の私のトレードスタイルが、レンジ相場を避けて、トレンド相場で勝負するタイプになったのもこの本の影響が大きいです。

外国為替トレード 勝利の方程式(今井雅人著)

2,世界一わかりやすい!FXチャート実践帳

同じく今井雅人氏が書いたFXチャート分析の本です。チャートは万能ではありませんが、チャートの基本的な形をマスターすることによって、勝率を上げることができます。私自身、チャートを全面信用をすることはありませんが、ファンダメンタルと組み合わせてトレードに活かしています。FXチャートの解説本は、たくさんありますが、インチキ占いの域を超えていないものも数多いです。そのような現状ですが、この本は実際に市場で勝ち抜いてきた本物のプロが、実際のチャートからどのように今後の動きを予想するかを解説しています。たくさんの例題がありますので、これを一通り学と、チャートの必要かつ十分な知識が身につきます。

世界一わかりやすい!FXチャート実践帳(今井雅人著)

3,世界一わかりやすい!FXチャート実践帳(デイトレード編)

これも同じく今井雅人氏が書いたFXチャート分析の本ですが、一つ前の本はどちらかというと、スィングトレードなど中期トレード用のテクニカル分析を解説していましたが、次の本は、同じコンセプトでもっと短期トレード用のチャート分析の練習帳です。トレードは時間足が短くなればなるほど難しいくなるので、まず上の本(世界一わかりやすい!FXチャート実践帳(今井雅人著))を読んでから下の本にチャレンジすると良いと思います。

世界一わかりやすい!FXチャート実践帳(デイトレード編)

4,30年勝ち続けたプロが教えるシンプルFX

この本の著者である西原宏一氏はシティバンクのチーフディーラーなど外資系金融機関で活躍してきたプロトレーダーです。FX界隈では、有名な人なので一回くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。この本では、実践的なトレード手法のみならず、FXをする上で心得ておくべきプロの格言が溢れています。特に印象に残ったのは、「FXに向いていない人は、損を取り戻そうとする人」という記述です。多くに人に当てはまる心情ではないでしょうか。勝ち続ける人と、結局最後に大損する人の差は案外メンタルにあるのかもしれません。

30年勝ち続けたプロが教えるシンプルFX

5,~1日3度のチャンスを狙い撃ちする~待つFX

この本は、現在の私のトレードスタイルに大きな影響を与えました。私が、トレードで利益を残すことができるようになったのも、(全てではありませんが)この本のおかげです。この本の最も重要なところは、相場の上げ下げを予想するよりももっと重要なことがあると教えています。それは何かというと、「たまにしか(チャンスの時だけしか)取引をしない」ということです。結局のところ、相場のほとんどの場面では、利益を残しているプロにですら、相場の上げ下げの予想は不可能です。こういう時に取引をしても単なる半丁博打ですので、長く相場をやっているとスプレッド分だけ負けていくことになります。ただ、相場は常に予想不可能というわけではなく、つまり半丁博打ではなくなり、上下のどちらかの方向に動きやすい場面(予想しやすい場面)があるということです。この時だけ取引をするということが利益を残すのに重要な訳ですね。この辺のことが次の本に詳しく書いてあります。

~1日3度のチャンスを狙い撃ちする~待つFX